
Hatarouの雑ログ
■キャップと言えば真っ先に思い浮かぶブランド

どうも、ハタロウです。
みなさんは普段、どんなキャップを被っていますか?
ストリートファッションの定番であり、誰もが一度は目にしたことがあるロゴ、「New Era(ニューエラ)」。 ツバに貼られたゴールドやシルバーのステッカーがアイコンですが、実はこのブランド、100年以上の歴史を持つ超老舗企業だって知っていましたか?僕は最近知りました。超びっくり。
今回はオシャレになりたい企画第4弾。
ただの野球帽だったニューエラが、どのようにして世界中で愛されるファッションアイコンへと進化を遂げたのか、その歴史を紐解いていきます。
それでは皆様、今回もよろしくお願いいたします。
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■始まりは紳士の帽子だった?(1920年代〜)

ニューエラの歴史は、1920年にエルハルド・クックという人物がニューヨーク州バッファローで創業したことから始まります。
驚くべきことに、創業当時の社名は「E.クック・キャップ・カンパニー」で、作っていたのは野球帽ではなく、当時トレンドだった「キャスケット」などの紳士向けのカジュアル帽子でした。
しかし、1930年代に入ると紳士帽のブームが下火になります。そこで2代目のハロルド・クックが目をつけたのが、アメリカで大人気となりつつあった「野球(ベースボール)」でした。
■メジャーリーグ(MLB)への参入と「59FIFTY」の誕生(1930〜1950年代)

1934年、ニューエラは初のプロ用ベースボールキャップとして「クリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)」の帽子を手がけます。これが、現在のニューエラの基盤となる大きな一歩でした。
そして1954年、ブランドの運命を決める伝説のモデルが誕生します。それこそが、今もなお愛され続ける「59FIFTY(フィフティーナインフィフティー)」です。
熟練の職人によって22以上の工程を経て作られるこのキャップは、その高い品質から選手たちの間で瞬く間に評判となり、1990年代にはMLBの全球団が公式選手用キャップとして採用することになります。
■ストリートへ飛び火させた「ある映画監督」のワガママ(1990年代)
スポーツ用品だったニューエラが、なぜファッションアイテムになったのか?
そこには、映画『マルコムX』などで知られる映画監督、スパイク・リーの存在がありました。
スパイク・リー(Spike Lee)は、現代アメリカを代表する映画監督であり、プロデューサー、脚本家、そして俳優です。彼は特に「アフリカ系アメリカ人の視点」から社会問題や人種問題を鋭く描き出すことで知られています。
『ドゥ・ザ・ライト・シング』 (1989):猛暑のブルックリンで人種間の緊張が爆発する一日を描いた、彼の出世作。
『マルコムX』 (1992):黒人解放運動の指導者マルコムXの生涯を描いた伝記映画の大作。
『ブラック・クランズマン』 (2018):黒人刑事が白人至上主義団体KKKに潜入捜査した実話を映画化。アカデミー賞脚色賞を受賞しました。



1996年のワールドシリーズの際、大のヤンキースファンだった彼はニューエラにこう頼んだのです。
「試合で被りたいから、定番のネイビーじゃなくて『赤い』ヤンキースのキャップを作ってくれないか?」
当時、球団カラー以外の帽子を作ることは異例中の異例でしたが、ニューエラはこれを特別に制作。スパイク・リーがそれを被ってテレビに登場すると、全米の若者たちが「あのカッコいい赤いキャップはなんだ!?」と大騒ぎになりました。
これをきっかけに、ニューエラはファッション界、特にヒップホップカルチャーのラッパーたちに爆発的な勢いで受け入れられていくことになります。
■なぜステッカーを剥がさないの?

ニューエラといえば、ツバ(バイザー)に貼られた丸いステッカーですよね。
「これって剥がすの?剥がさないの?」と一度は疑問に思ったことがあるはず。
ストリートカルチャーにおいて「剥がさない」のが主流になったのには、歴史的な理由があります。
- 「本物の証(ゴールド)」を証明するため(当時は偽物も多かった)
- 貧困層の若者が「俺はこれを万引きじゃなく、新品で買ったんだぞ」と誇示するため
こういったブラックカルチャーやストリートのリアルな背景が、現在の「ステッカーを貼ったまま被る」という独特のスタイルを生み出しました。
■最後にまとめ:100年の歴史が作ったストリートのマスターピース

紳士の帽子から始まり、野球のスタジアムを経て、世界のストリートへ。
ニューエラの歴史は、ただのトレンドではなく、スポーツとカルチャーが融合してきた歴史そのものです。
調べるまで思っていた野球帽というイメージから、ファッションの最先端なんだな、と納得させられる歴史でした。個人的に初めのプロチームのモデルがヤンキースではなくガーディアンズだったということに驚きました。笑
ニューエラのキャップがずっとほしいと思っていましたがこれを機に購入してきます。歴史ってすごい。
皆さんも次にニューエラのキャップを被るときは、ぜひその100年の重みと、スパイク・リーの「赤いキャップ」の物語を思い出してみてください。いつものコーディネートが、少し違って見えるかもしれません。